2015.11


 「秋だわ・・・」と思っているうちに立冬も過ぎてしまいました。


この時期から年末にかけては坂を転がるように日々が過ぎていくのは毎年の事です


 だから、年末までにやることを列挙してスケジュールにして貼っておくのですが、そ

の通りにいかないのも、毎年の事です。(笑)




これからカルチャーのお教室では「年賀状1日教室」が始まります。


一期一会の機会を愉しむ事も・・・また、これをきっかけに1月期から一緒に学ぶ事

もあり、忙しいながらも出会いのある楽しみの時期です。




来年は「申年」。


ちょっと表現しにくい年ではありますが、色々作った中で1番生徒さんから評判の良

かった物を今回は紹介します。


猿の頭の中に賀詞がはいっている・・・私の制作物の中では珍しく「可愛い系」で

す。




作り方は、先ず太目の筆で猿の耳から頭までをゆっくり描きまた耳をクルリとさせて

おきます。


水分たっぷりの薄茶色でラインを引いて下さい。乾かないうちに茶色・赤・黒などの

色をたらし込みの技法で入れます。


次に普段の「おしゃれ文字」よりも太目の書体で「来」右下に「年」を書き「福」は

赤で「申」は金で書きます。右下の空いた所に年号を入れましょう。


目・・を書くスペースがあればかわいく目を描きましょう。


なるべく真ん中に寄せて詰め気味に書くのがポイントです。







 さて、きょうは「金の絵具」について少々お話します。


年賀状やクリスマスカードでよく使う「金」は私は正確には「ファインブロンズ」と

いうアクリル絵の具を使っています。文字として書く時に普通の「金」では読みにく

いのです。また、明るすぎるので背景としても使いにくいのです。


ただこの「ファインブロンズ」は大き目の画材屋でしか扱っていないのが難点です。


もし、手に入らないようなら普通の「金」に少しだけ「黒」をまぜて落ち着かせてみ

て下さい。




皆さんも忙しくなるでしょうが、手の空いた時に少しずつ書きはじめるといいです

ね。


風邪など引きませんように・・ご自愛くださいませ。


次回は年も迫った12月の中旬頃に「お正月飾り」の紹介を考えています。


「おしゃれ文字で年賀状」という本(日貿出版)も参考にしてみて下さい。




  さとだて