2016.4

 

 

 

先日は「熊本・大分」で地震による甚大な被害が出ました。

 

被害にあわれた方・・避難所で暮らしているかた・・一刻も早く元の安定した生活に

戻れますよう、心よりお祈り申し上げます。

 

何も出来ませんので、せめて募金を・・と思っている次第です。

 

 

 

 

 

ここ鎌倉は桜も葉が繁り始め、季節がひとつすすんだ感じのこの頃です。

 

先日の鎌倉展覧会には、たくさんの方に足を運んで頂き、感謝・・・です。

 

この場を借りて、お礼申し上げます。

 

事情があり、教室でのレッスンをやめられた元生徒さんや、ご家族でこられた方、新

聞の広告で見に来られた方など

 

・・・懐かしかったり、新鮮な感想を頂いて励みになったりと様々ですが・・「宙の

皆が腕を上げたね・・・」

 

と言われたのが嬉しかったです。

 

疲れはしますが、今やっていることがどんな風に捉えられているか・・どんな評価

か・・が分かりますし「達成感」も

 

あります。また、次はこんなレッスンを入れよう・・とか・・こんな風な実験的ワー

クショップにしよう・・・などの発想も湧いてきますので、

 

「展覧会」を行うって大事です。

 

次は「海外展」を目論んでいるのですが・・・はたしてどうなりますか。。。。

 

 

 

さて、今回は誌上レッスン・・というよりも手書きの文字作品を紹介します。

 

今回紹介するのは「明朝体」という書体です。

 

中国の「明」の時代につくられた書体で、横ラインが細く縦ラインが太いので漢字向

きの書体として発展しました。

 

日本でも「書体会社」が独自のデザインを開発してきれいな書体をフォントに提供し

たりしています。

 

印刷技術がここまで発展する前は「手書き」で看板やポスタータイトルなどに使われ

ていましたが、今は「手書き」で書ける人は少なくなっていると思います。

 

私は、この業界に入った時に手書き職人さんに教わった最後の時代の1人かと思いま

す。

 

この美しい書体がもう誰も書けなくなりPCだけが知っている・・・という時もそこま

できているのでしょう。

 

英字のカリグラフィーや書道は一つのカルチャーセンターに2つ・3つ・・とあるの

ですが、明朝体・・となると、生かし方や

 

教える先生もいないので、まずありません。

 

 

 

私は横浜関内クラスや自由が丘クラスでお教えしております。

 

興味のある方はHP掲載の中からアプローチくださいませ。

 

 

 

この作品は「春宵一刻値千金」と今時期の菖蒲を組み合わせてみました。

 

「色々な花が一斉に咲き・・宵になると香り始め・・空には朧な月の春の夜。こんな

時の一刻は趣味深く何者にも換えがたい

 

ものである。」という意味です。確かに朝見かける花は元気がでますし、昼も明るい

気持ちにさせてくれますが、

 

宵に薄ぼんやりと咲いている様子は妖しくもあり・・違う美しさを魅せてくれます

ね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この明朝体は平筆という先が平らな筆・1本で書きました。定規も何も使っていませ

ん。

 

書き方はレッスンが必要ですが・・せめてこんな書体を筆1本で書いていた時代も

あったんだ・・と記憶していてほしいです。

 

 

 

次回は5月の連休明けころに季節のカードを誌上レッスンしましょう。

 

 

 

楽しいゴールデンウィークをお過ごしください。

 

 

 

  さとだて