2018.4

 

皆さんこんにちは。

 

 

春も、もう駆け足で去っていき「初夏」の様相を呈している鎌倉です。

 

 

今年の春は風の強い日が多く、家の中、窓は砂だらけになる日が多かったです。

潮風もきつく、洗濯物を干すのも風向きを考えて干さないと潮っぽい匂いがついてしまいます。

「鎌倉」というと、皆さん羨ましがりますが・・色々と大変な所もあるのです。

 

さて・・先日41日まで開催されていた「POPDOと遊書舎ー宙」との展覧会の様子をお知らせします。

春爛漫・花爛漫の中で、会期中晴天に恵まれた素敵な展覧会になりました。

来場者も800人を超え、暖かい言葉をたくさん頂きました。

この場を借りてお礼を申し上げます。

167名の参加、170点の作品が並び・・総監でした。

本当にありがとうございました。

初めのて参加者さんはきっとその数の多さと表現の多彩・多様さに驚かれた事でしょう。

私も皆さんの作品から色々と得るところあり・・です。

4年後にまた元気に、そして今回作品をこえた表現をお見せ出来る様にレッスンに励まなきゃ・・と、思っております。

 

作品は著作権の事もあり、アップでお見せすることは出来ませんので、少しですが展覧会の風景写真を載せました。

 

ご覧下さいませ。

 

 

 

 

 

では、今月の誌上レッスンです。

 

題材は「奥の細道」の一首ですが、芭蕉のお伴をしていた「曽良」の俳句です。

初夏に山形尾花沢に入った時に詠んだ句です。

 

「まゆはきを  おもかげにして  べにのはな」

 

まず、普通のサイズより小さ目の色紙を用意します。(なければ普通ので)

色紙の上の方に平筆で初夏の空を青と黄緑で作ります。

次に下の方に水分を少な目にしてオレンジ・黄色・橙色で筆先でトントン叩くようにして「ベニバナ」をつくります。

乾いたら黄緑に少々黒を入れて水分少な目にして葉っぱを描きいれます。

下の方に同じ色を薄めて色で色をつけます。

完全に乾いたら赤色で「紅粉の花」を温かみのある書体で書き、隣に黒に近い薄墨で「まゆはきを俤にして」を書きます。

おもかげを「面影」でなく「俤」で表現しているところが思いの深みをかんじます。

 

初夏で花いっぱいで明るい風景なのでしょうが・・それだけではない、

趣を感じる句です。

 

少し難しいかもしれませんが挑戦してみて下さい。

文字が全体の中央にキチンと寄せ、文字でいっぱいにしないように

レイアウトしてください。

 

では、今月から来月初旬は「大型連休」ですね。

楽しい休日をお過ごしください。

また、5月の中旬頃にお便りします。

 

御機嫌よう。

 

 

  さとだてゆめこ